『旅する木』のもう一つの新ブランド

化学物質を使わない家具作り

旅する木のカフェ

田園風景のど真ん中、
可愛くて、懐かしい小学校が工房です。
 工房の写真集

旅する木の mono
ご注文について
楽しい 木工体験教室
家具について
旅する木について
今日の旅する木
 

「ここにこんなものあったらいいなぁ。」にお答えします。

オーダーということは、何でも作れる。ということです。この”何でも”が実は厄介で、”何でも”という選択肢が
あり過ぎて、”これ!”というものが決められない。そんな方が多いのです。
そんな方はお気軽にお問い合わせを。生活を、心をを豊かにするため、どういうものを、どういう風に、こういうデザインで、
をご提案させて頂きます。


旅する木 オリジナル、木製窓サッシ 〜日本では馴染みのない、スペシャルな木製窓サッシ〜

 ※内開きの窓サッシにこだわりました。 その理由は → こちら

 ※樹種も自由に選べるので、木製窓サッシが家具と統一感。 → こちら

木製窓サッシって、憧れますよね〜。

いろんな木製窓サッシがある中で、このシステムは特別カッコイイんです。

閉めた時は左右のサッシがゾロ(お互い同一面)に納まっています。
この納まりがスッキリしていて、本当に素敵です。

ハンドルを回転させると上だけニョキッと内側に開いて来て、
これで換気。
この状態だと、外から開けられることはないので
外出しても大丈夫!
網戸はサッシの外側につきます。

さらにハンドルを回転させると、
今度は下がニョキッと出て来て、スライドして解放。
スゴくないですか〜?

反対のサッシは開き戸になるんです。
網戸はサッシの外側に付きます。(これから製作の予定)

※内開きの窓サッシの良さ※

 一般的な木製窓サッシは外開き(外側に開く)で、網戸が室内側に付きます。
夏の夜、窓は解放するので、サッシと網戸の間のレールのところには虫の死骸がいっぱい。
いつも掃除をしなければなりません。

 でも、内開きの場合、サッシの外側に網戸がつくので、サッシは網戸の内側。
なので、サッシを解放していても、レールに虫がつくことはほとんどないのです。

 ということで、内開きの木製窓サッシを探していて、このシステムに出会ってしまいました。
これが製作の苦労の始まりでした…。

なのに、閉めた時はフラットに納まるのです。

フラットの納まりは外から見てもスッキリしていて美しい。

小さな窓サッシも、もちろん製作しました。
これもマジックのようなサッシ。

ハンドルを回転させると、上がニョキッと出て、
これで換気状態。

さらに回転させると、開き戸に。
スゴイ。マジック!

旅する木では、サッシの樹種も選べるので、
家具に合わせてコーディネート。
木製窓サッシが家具と一体!

涙、涙の 木製窓サッシ の巻 〜 人生で最も苦労したもの作りかも… 〜
木製サッシにこだわって、まだ日本の一般住宅に導入実績のないドイツのシステムに挑戦。ドイツから金物が届いたものの、説明は全部ドイツ語。 来る日も、来る日も、パソコンでドイツ語の翻訳。穴があくほど見ていると、伝わって来るんですね(笑)。こんなことを言ってるんじゃないかと。 先ずは試作を開始。ドイツ語と格闘しながら。やってることが正解なのか解らない製作は、心身ともに参ります。この頃はホント、辛かった。 試作とはいえ、実際と同じ大きさで製作しなきゃ。家具作りでは使わない機械の使い方をしなきゃいけないことも。
金物を切断しながら使うので、専用の刃物を購入。間違って切ったらまた数ヶ月かけてドイツから輸入しなきゃいけないから、もうドキドキ。 いい年して電車ごっこじゃないよ。長辺2.4メートルと、大きい窓サッシの加工は、こんな風に二人で息を合わせて加工。 だんだん完成形が見えて来た。でも、ここからが最後の産みの苦しみだった。ニュアンス的なドイツ語の説明が解らなくて。たった一工程に3日考える日々。 とうとう完成〜♪って、まだ試作だけど…。。
でも上手くいくことが解って一安心。本番の製作の苦労を考えるとやっぱり憂鬱。
完成した試作品をマジマジと見る従業員達。彼らこそ、僕の数ヶ月の苦労を目の当たりにしてきたから、感慨深いものが。 試作完成に浸っている暇もなく、本番の製作に入り、とうとう、とうとう完成。建物に取り付け作業。 お〜!取り付いた。動きもバッチリ。どこがすごいシステムかって?
後ほど〜(笑)。
大開口だけじゃなくって、小さな窓も全部木製サッシを製作。

旅する木 オリジナル、木製窓サッシ

 この窓サッシにシステムは本当に素晴らしいと思います。
これほどシンプルに美しく納まる木製窓サッシを僕は見たことがありません。

 そして、樹種も普段家具を作っているアメリカンブラックチェリーで製作しました。
なので、中の家具ともばっちりコーディネート出来ています。
 一般的な窓サッシは、針葉樹の集成材を着色塗装しているものがほとんどなのですが、
この窓サッシはチェリーの厚板の無垢をそのまま使っているので、他に類を見ない自然のナチュラル感が
感じられます。

家具と合わせられる木製窓サッシ、これはまさに旅する木ならではです。

  この窓サッシの製作は、本当に苦労しました。
何といっても、ドイツ語の翻訳から始めたものですから。単語一つひとつをパソコンの翻訳サイトで調べて。
でも、ドイツ語はAやUの上に・・が付いている文字があるので、それが出て来たら、パソコンでの入力が出来ません。
なので飛ばして、文脈で判断、なんて感じで。
しかも専門用語ばっかりなので、翻訳サイトでも出て来ない単語も多くて…。
 でも、すっと、何時間も、何日もただただ眺めていると、伝わって来るんですね〜。
こんなことを言ってるんじゃないか?って。
 それを元に試作をして、やっと動きを確認出来た時は、嬉しかったですね〜。

 



札幌のすぐ隣の田舎町、田園風景ど真ん中の小学校
〒062-0213 
北海道石狩郡当別町東裏2796-1 旧東裏小学校
Tel 0133-25-5555 / Fax 0133-25-5557
E-mail kagu@tabisuruki.com