どうして白砂糖は悪いの? ビタミンやミネラルを除去され、真っ白に精製され、化学薬品も添付された、 純度が高い白砂糖は、とても科学的な物質です。 精製された白砂糖は、二つの糖の集まり、二糖類です。 そのため素早く血液の中に入り、血糖値を急激に上げます。 そして‥ 素早く体内に吸収された砂糖は、やはり早いスピードで消費されます。 消費されるとどうなるか、今度は気分が急激にダウンします。 アップダウンを繰り返すうちに、体も精神も疲れやすくなります。
そしてさらに‥ 砂糖は血液を酸化させます。 体の中で消費されるのに大切な、私たちのカルシウムなどのミネラルを 奪ってしまうのです。 カルシウムが奪われると、私たちの体の歯や骨を弱くします。
はじめは、体は組織や細胞に蓄積されたカルシウムを使おうとします。 でも、白砂糖を大量に日常的に摂取していると、蓄積されていたものでは 足りず、骨や歯を溶かして、カルシウムを使い、何とか体のバランスをとろうとします。
白砂糖を体内から排出するために、私たちの体は歯や骨を溶かしていくので、 確実に肉体がぼろぼろになっていきます。
また砂糖は、体内で消費する時に、ビタミンB1が必要になります。 白砂糖は摂取した時に一緒にビタミンB1をとってないと、体内にあるB1を 消費する事になります。
ビタミンB!1が欠如すると、過労・震え・めまい・貧血・うつ症状・ 短気・記憶障害などがでてきます。
使われる事になり、過剰摂取による害は計り知れないものになるのです。
どうして乳製品は悪いの?
実際牛乳は栄養豊富です。タンパク質やミネラルが豊富に含まれ、 カルシウムに代表されるミネラルが豊富です。 しかし、どんなに栄養豊富でも、それを吸収出来なければ意味がありません。 あれは、牛の赤ちゃんが飲むものです。
よく動物実験を引き合いに出して、牛乳はカルシウム吸収率がいいとか言われますが、 動物と人間の栄養吸収は同一ではありません。
仮に吸収出来たとしても、一度に大量に吸収すれば ホルモンの働きによって、逆に骨からカルシウムが溶け出す事が、 別の実験で確かめられています。 人体の恒常性を崩し、むしろ骨がもろくなります。
世界でもっとも牛乳を飲んでいるノルウェー人の骨折率は日本人の5倍です。 牛乳のカルシウムはほとんど乳糖と結合していますし、 牛乳の主成分も乳糖分解酵素ラクターゼがなければ分解できません。
しかし、日本人をはじめとする、アジア人の多くは、牛乳を分解する酵素を持っていません。 酵素を持っている割合 デンマーク人ほぼ100% 、 北米・白人 90% 、 日本人 5%くらい 分解出来なければ、消化不良の下痢・悪性ガスの産生、 他の栄養成分の吸収阻害、肝臓機能障害などを引き起こしかねません。
では‥乳製品をとらなくても、カルシウム不足にならないか? ごま(1200mg)大豆(2400mg)海草類・ひじき(1400mg)刻みこんぶ(940mg) などがカルシウムを含んでいます。
リン摂取量がカルシウム摂取量より多いとカルシウムの吸収が妨げられますが、 加工品や添加物を取らなければ、そのような心配がいりません。
それと、現代食のたんぱく質過剰摂取はカルシウムの排泄を促しますが、 この点も気をつければ問題がないので、カルシウム不足にはなりません。
マクロビオティックの第一人者は‥ 日本人が肉や牛乳を取り入れ始めたのは、せいぜい百年くらいです。 それ以前には、肉や牛乳を食べる習慣はありませんでしたが、だからといって 昔の人が皆栄養が偏った不健康な状態だったわけではありません。 それにもともと食べていなかったので、 日本人の体質的に肉や乳製品は栄養を摂るには、あまり適してないのです。 豆類や海草類などから、たんぱく質やカルシウムが人間の成長に必要な量が、 ちゃんと摂取出来る事が、最初の研究で明らかになっており、 マクロビオティックは、これらのものを食べる食べ方が 日本人の体質にあうものであるとして推奨しています。
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