『家具工房旅する木』は豊かな「暮らし」、「心」、「時間」をご提案、ご提供します。


旅する木の mono
ご注文について
楽しい 木工体験教室
家具について
旅する木について
今日の旅する木
 
暮らしに彩りを添え、心を豊かにしてくれる、クラフトが大好き♪

「心にぽっと灯りが灯る瞬間」をプレゼントしたい!
『旅する木』の木製クラフトはそんな思いから生まれました。
ホッとする瞬間をどうぞ。。


[Ring-Case]


[Ring-Case]
材料   本体 :ハードメープル
     ライン:ウォールナット/マホガニー/黒檀/桜/ナラ
参考価格 20,000円(税込み)
[Ring-Case]はこうして生まれました

  〜2012年10月21日のつむじ風通信より〜

先日、ある男性が工房に来てくれました。
「彼女にプロポーズするのですが、彼女が旅する木さんの作品がとても好きなので、
指輪を入れるケースを作って下さい。」
との依頼。

こんな依頼されたら気合いが入らない訳がない。
「よ〜し。絶対にプロポーズを断れなくなっちゃうようなものを作ろう!」
なんて要らぬ心配は置いておいて、気合いを入れて製作しました。
大切なものをリボンで包んでいるイメージなんです。

ラインのウォールナットのパーツが2ミリとか3ミリで、しかも全部留め(45°)
にカットするので、手でパーツを押さえると、指先の1ミリ先が1秒間に何千回転している刃物。
なんていうとっても危険な作業。
ちょっと油断したり、恐々と加工していると、数ミリのパーツがパ〜ンといって飛ばされちゃう。
コンタクトをなくしたときの様に、床に這いつくばって、飛んでいったパーツを探したりして。
そんな苦労をして、箱が完成。
『ありがとう』の文字も入っているんですよ。

そして指輪をはめ込むスポンジみたいのをどうしよう?これは妻の分野。
妻が素朴だけど、可愛らしさと爽やかさがある布をいくつか探してきて、手縫いして試作。
深さとか、きつさとか、何度も調整しながら完成〜♪

小さいけど、とっても苦労したring-case。
でもその可愛さに大満足。
「あ〜、渡す時こっそり近くにいて、彼女の反応を見てみたい!」
なんて思っていると、
「指輪を入れるケースにまで気を配ってこだわるんだから、優しいんだね。ステキだね〜。」
「・・・」
聞こえない振り(笑)。

プロポーズする日を聞いていたので、なんだか自分の事のように、その日を待っていたりして。
妻と「どうだったかな?」なんて話していると、
打ち合わせで僕が工房を留守にしている間に電話があって、妻から、
「とっても喜んでくれて、OKもらったって!」というメールが入りました。
なんだか自分の事のように、とても嬉しくなりました。

プロポーズという一世一代の大事な、そして、一生の記念、思い出になるイベントに
旅する木の作品を選んで頂いけるなんて、とても嬉しいことです。

”もの作り”を通して、”物語り”を作っていきたい。
という思いで毎日木と向き合っている僕にとっては、また一つ、僕自身思い出に残る、
物語りを作らせて頂きました。

Kさんご夫婦(まだですね…)、おめでとうございます!どうぞお幸せに。
またいつでも、工房に遊びに来て下さい。お待ちしております。

プロポーズ?僕の場合?
う〜ん、物語りになっていませんね。残念!!


札幌のすぐ隣の田舎町、田園風景ど真ん中の小学校
〒062-0213 
北海道石狩郡当別町東裏2796-1 旧東裏小学校
Tel 0133-25-5555 / Fax 0133-25-5557
E-mail kagu@tabisuruki.com