♫『旅もく ワクワク感謝祭〜20周年』 開催♪ | 札幌のオーダー家具・オーダーキッチンなら家具工房【旅する木】

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♫『旅もく ワクワク感謝祭〜20周年』 開催♪

 

↑ 参加者には、自分で組み立てて楽しい、iro色組み木コースター、プレゼント♪

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特典
⭐︎参加者一組につき、iro 色組み木コースタープレゼント!
⭐︎感謝祭でしか買えないクラフト販売
⭐︎今年オープンした旅する木の木の器ショップ『ナヌークのおくりもの』のお皿販売
⭐︎大人も子供も楽しい ワークショップ
・木の時計作り/木のクリスマスツリー作り/木のアロマツリー作り などなど
⭐︎旅木クイズで優勝者になんと!まるスツールプレゼント
⭐︎楽しい木工体験
・カンナ体験/ノコギリまっすぐ引けるかな?体験 など
⭐︎旅する木恒例、お餅つき みんなでお雑煮食べよう

大人も子供も、1日、木で楽しく遊べるような企画を考えています。

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開催日 2025年11月23日(日)
時間  午前10時〜午後3時くらい?
場所  当別町東裏2796-1   家具工房旅する木
電話   0133-25-5555
e-mail kagu@tabisuruki.com

↑ 今年もこのメンバーがワクワクしながら待ってます!

 

今年、旅する木は20周年を迎えました。

20年という良い節目なので、旅する木が歩んだ20年を振り返ろうと、20年書き続けて来たブログ『つむじ風通信』を全て読み返しています。
自分で言うのもなんですが、その時々感じたことを、丁寧な言葉で表現していて、つい読み入ってしまいます。

 

旅木感謝祭のこのページを作ろうとしていたこの土日、急遽、地元の神社の桜の木を倒す手伝いに呼ばれました。もう半分鎖かけていて、いつ倒れてもおかしくない状態だったので。

毎日ノンノ(北海道犬18歳♀)と、まる(黒柴8歳)の散歩の休憩場所にしている神社の桜なので、思い入れがありました。

17年前、東裏小学校に工房を移転してすぐの頃にも、同じように工房の体育館のすぐ横に立っていたハルニレの木が倒されることになったことがありました。
その時のブログには、

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この倒される瞬間を、僕は見ておかなきゃいけない。最後のハルニレの叫びを、痛みを、僕が感じなきゃいけない。と思い、仕事を止め、外に出てずっと見ていました。

直径1メートルの大木は、職人さんが刻みを入れて、もう倒せるだろうと、巻きつけたロープをトラックで引っ張ってもなかなか倒れません。
僕は心の中でハルニレの木を応援しながら考えていました。
「生きていたいよね。人間は勝手だよね。」

再びチェーンソーを深く入れて、またトラックで引っ張ると、
「・・・ミシッ・・・、ミシッ・・、ミシミシ・・・ミシミシミシ、バキバキ・・・
バキバキバキバキ・・ドーン・・・・・・」と音を立てて、倒れました。

折れた木口に、顔を近づけると、ニレ独特の、ちょっときつい香りがしました。
そして昨日降った雨水を、さっき吸ったのであろう水が滴っていました。

生まれて初めて横になったハルニレの木に、初めて声をかけました。
「大丈夫。僕が新しい命を吹き込むから。」

2008年4月27日 ”ハルニレの最後の叫び” より

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こんなことを書いていました。
実際にこのハルニレの木は、工房のカウンターになったり、地元の会館のテーブルになったりしています。

17年経って昨日、同じように木を切り倒す現場に立ち会って思っていたことは?

やっぱり17年前と同じように
「最後の桜の木の叫びを、痛みを、きちんと受け止めよう」っと。

17年前と変わったことといえば、
「大丈夫。僕が新しい命を吹き込むから。」
という気負いというか、使命感のような熱いものではなく、ただ、
「こめんね。そして、毎年必死に花を咲かせてくれてありがとう」っという静かな気持ちでした。

もうスポンジのようになっている木なので、家具を作ることはできないけど、地元の人に、お箸でも作ろうかと思っています。

 

20年、木への思いは変わることなく、持ち続けられていることに、ほっとしました。
20年という歳月を木と向き合う中で、ほとばしる熱い思いから、徐々に静かで深い感謝の思いに変わってきたことに、
「ん〜、これは良いことなのだろうか?歳を取って勢いがなくなっているということなのだろうか?」などと思うところはありますが、この想いは、木だけでなく、一緒に仕事をしてくれている旅する木のスタッフや、業者の人たち、そして何より、僕たちがいまだに木と向き合っていられるのは、旅する木を応援して、支えてくださる皆様のお陰だと、深く感じています。

僕たちのこのような気持ちを感じてもらえるような、ほのぼのとして、温かい気持ちでスタッフ一同、お迎えしようと、今、準備を進めています。

『旅木感謝祭〜 20周年』
ぜひ旅する木に遊びにきてください。
お待ちしております。

家具工房旅する木 須田修司

 

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