ノンノは『ありがとう』の宝庫 | 札幌のオーダー家具・オーダーキッチンなら家具工房【旅する木】

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ノンノは『ありがとう』の宝庫

見てください。このノンノの健気な目。
右目は10年ほど前に失明し、眼球が退化してしまったのですが、左目は未だ健在。
僕はこのノンノの大きくて、優しくて、健気な目に何度気持ちを救われたことか。

ノンノはこの3月で19歳になりました。
北海道犬のサイズで19歳って、すごいんですよ。本当に。
ノンノは何度も命の危ないところからの奇跡の復活をしてるんです。
それらを書き始めると泣けてしまうので、最後のおまけコーナーに回します(笑)。

実は今もお腹に腹水が溜まって、体にむくみが生じていて、このむくみが全身に広がるとかなり危険な状態になるらしく、むくみが広がるのか、引くのかの瀬戸際にいるんです。


でも、ノンノは命の危機に遭遇するたびに、奇跡のように乗り越えてくれているので、今回も!っと信じて、明るいブログにしようと思います!

 


これ、いいでしょ?
腹水が溜まって、お腹に3キロの重石を吊るしているようなものなので、ツルツルの雪道を歩くと、すってんころりん。
なので、ネットでスノーチューブを買って、この冬はこれに乗って早朝の散歩と工房への出勤をしていました!!!
初め、大人しく乗ってるのだろうか?っと思ったのですが、ノンちゃん、お気に入り!
前足をちょこんと出して、大人しくスノーチューブに乗っているノンノは可愛すぎる!
もっとスノーチューブを楽しみたかったのですが、今年は雪解けが早く、もう出来なくなってしまった。

 

スノーチューブにばかり頼っていると、足腰が弱ってしまうので、途中で降りて、歩いての散歩。
10歩くらい歩くと立ち止まってハアハアやってるので、その都度
「ノンノはすごいね〜。19歳で歩けるなんて、すごいすごい。ノンノはすごいすごい!」っと言いながら撫でてあげると、また歩き出す。

それでも体が重いので、滑ってすぐにコケてしまう。
ちょっと前までは、コケても何事もなかったかのように立ち上がって歩き出したのですが、最近はコケると腹水の重さでなかなか立てなくなってしまいました。
それでもなんとか自力で立ち上がって欲しくて待っていると、何度も何度も立ち上がろうとして、その都度コケてしまって、しまいには、

こんな目で僕を見つめてくる。
「ノンノ、頑張ったね〜。すごいよ〜」っと抱きしめながら立ち上がらせてあげる。

 

目下の目標は、自宅から800メートルくらい離れたところにある、3本の木のところまで辿り着くこと。
ノンノの調子が良い時は、なんとか辿り着くことが出来る。片道40分くらいかかるけど。

ロングでもショートでも、散歩から帰ってくると、玄関に入るのに3段の段差があって、ノンノは登れないので抱っこして、「ノンノ、ありがとうね〜。ノンノのお陰で早起きして、散歩できたよ。綺麗な朝日も見れたしね〜」っと、顔をノンノの体に埋めながら言います。

こんな朝日が毎日のように見られます。

僕にとってノンノは『ありがとう』の宝庫なんです。
ノンノにしてあげる行為一つ一つに『ありがとう』という気持ちが湧いて来る。

昼間熟睡すると、昼夜逆転してしまい、夜中の2時くらいにオシッコしたくて部屋を歩き回るので、起きて外に連れて行くと、満点の星空や、綺麗な月が見えて「ありがとう」

老犬は食欲が落ちるので、美味しいものしか食べなくなるんです。
ドックフードは全く食べないし、手作りの美味しいスープも、2日同じものだともう食べない。
自分の食べるものの料理なんてめんどくさくて、インスタントラーメンにしてしまうこともしょっちゅうなのに、毎日ノンノのご飯は肉と野菜、魚のバランスを考えて作ってあげています。
それでも食べない日もあるので、いつも、今日は食べてくれるかな?なんてちょっとドキドキしながらご飯をあげると、美味しそうに食べ始めてくれると、嬉しくなって「ありがとう」

胃腸の機能も低下していて、すぐ下痢をするので、形をした良いウンチが出たら、「わ〜、ノンノ、すごい良いウンチ出たね。ありがとう」

伏せの状態で寝ていたノンノが、自力で立ち上がったら、「ノンノ、自分で立てたの!すごいね〜。ありがとう」

ノンノは僕のベッドの横で寝ているので、僕が寝る時、そっと寝ているノンノの横に行って、起こさないようにエアーで撫でながら、「今日もありがとね〜」

 

こんな風に、一日何回、ノンノに「ありがとう」って言ってるだろう。
その都度、僕はとても気持ちが良くなって、幸せな気持ちになるんです。
そしてその度に思うんです。
ノンノにしてあげていることは、全部、僕にしていることなんだなって。

『情けは人のためならず』
ということわざ、ありますよね。
情けをかけることはその人に為にならないという意味ではなく、人に親切にすると、巡り巡って自分に良い報いとなって返ってくるという意味なんです。
でも僕はこれもちょっと違うと思っています。
自分が外の世界にしていることは、自分自身にしていることなんだと。そういう意味なんじゃないかな?っと思うのです。

ノンノにいっぱい『ありがとう』を降り注ぐと、自分が『ありがとう」で満たされる。
ノンノはいつも、このことを僕に教えてくれるんです。

忙しい毎日の中で、のっそのっそと10歩歩いては立ち止まり、声をかけて撫でてあげて、また10歩歩いて立ち止まり、撫でてあげて…
とっくに子育てが終わった僕が、このゆったり、のんび〜りしたペースに浸れる時間は、心から癒される時間なんですよね。
もしノンノが20歩歩いたら、「ノンノ、すごいね〜」って抱きしめてあげる。
すると、僕が世界から「すごいね〜」って抱きしめられる。
ノンノはそんな世界を僕に感じさせてくれています。

老犬には、そんなことを感じさせてくれる力があるような気がします。

もし日々の忙しさの中で、心が置いてけぼりになっている方、心が追いつく時間が欲しいと思っている方、のんび〜り田舎を散歩したい方、ノンノに癒されたいなあって思う方、ノンノは散歩が好きなので、ノンノとノンノのペースで散歩をしませんか?
ノンノの優しい目は、ホント、最高の癒しです。
昼、あまり熟睡させちゃうと、昼夜逆転して夜中に活動し始めて、僕は大変なので、言ってくれて、来てくれたら、ノンノを預けますよ。


ノンノは赤ちゃんの頃から毎日僕と工房に出勤しているので、工房大好き!
いつもスタッフの誰かのすぐそばで寝ています。

 

うちにはもう一匹、黒柴のまる(9歳♂)がいます。
もちろん、まるも思いっきり可愛がっていますよ。
事情があって、まるは噛んでしまう恐れがあるので、僕しか触れないんです。
だから、どっちかっていうと、僕はまるの方をもっと可愛がってます!
(ほとんど噛まないのですが、僕が万が一が怖くて人に触らせない)

度胸のある人は、まるも散歩大好きなので、いかがでしょうか?

 

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以下、最初に書き始めた文章。
思い出し泣きしてしまう…

 

3月になって、ノンノは19歳になりました。
北海道犬のようなサイズで19歳って、本当にすごいことなんです。
ノンノは何度も命の危ないところからの奇跡の復活をしてるんです。

9歳の時、子宮蓄膿症になって、体力がなくなって、もう手術はできない。今の体力では、全身麻酔をしたら戻ってこれない。子宮蓄膿症は自然に治ることはないから、もっても一週間っと獣医さんに言われました。
歩くことも立つこともできなくなって、グッタリして、いよいよ今夜かな…っという夜、ノンノの横のソファで横になって見守っているうちに、ついウトウトして寝てしまいました。
真夜中に突然何か重たいものが、僕のお腹の上に落ちてきました。
びっくりして目を覚ますと、お腹の上にノンノが乗っかっていたんです。
立つことすらできないはずのノンノが、ソファに寝ている僕のお腹の上にジャンプして来たんです。
ノンノを抱きしめて、泣きながら過ごしました。

不思議なことに、それからノンノは元気になっていって、さらに一週間後、病院に連れて行くと、先生はノンノが生きていることに驚いて、そして血液検査をすると、手術が可能な数値なっていることに不思議がっていました。
奇跡の復活第一弾です。

その後、尻尾に癌ができたりしたのですが、その危機も乗り越えてくれました。

そして2年前のお正月明け、さあ、仕事始めだという日の早朝、ノンノがいろんな物にぶつかる音で起こされました。飛び起きてノンノのところに駆けつけると、ゴロゴロ回転しながらのたうち回っているノンノがいました。
異常な行動に、ノンノを抱きしめて暴れるのを沈めようとしても、僕の腕から飛び出ようとする。
病院に連れて行くと、脳梗塞と心筋梗塞という診断。

子宮蓄膿症の時も、心筋梗塞、脳梗塞の時も、病院の先生に言われると、予兆があったんですよね。
僕に知識がないので、その予兆に気づいてあげられない。
あのままノンノが死んでしまっていたら、すごい後悔したと思います。

歳が歳だけに、歩けるようになること、この先長く生きることは難しいっという診断にも関わらず、平衡感覚がおかしくなって、首は斜めになってしまいましたが、歩けるようになりました。

 

あれから2年経ちました。
今年に入ってから、腹水が溜まるようになってしまって、歩くのが辛そう。
すぐにコケるし、伏せの体勢から起き上がることが出来ず、後ろ足をジタバタしてしまう。
それでもノンノは散歩が大好きなんです。
赤ちゃんの頃から毎朝散歩して、ご飯食べたら僕と一緒に工房に出勤しているので、朝は散歩に行こうと立ち上がろうとしては、ジタバタを繰り返します。

 

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ここまで書いたのですが、思い出してズーンという気持ちになるので、書き直しました!