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言葉を話すゴリラ

先月に引き続き、仕事に追われて、なかなかブログをアップ出来ないので、今まで書いたブログの中で、僕が気に入ってるブログを再投稿します。

2018年7月17日  ”言葉を話すゴリラ”

「ココ、次は人間に生まれておいで。」

ずっと、このことを書こうと思いつつ、随分時間が経ってしまいました。
先月、ゴリラのココがなくなったというニュースを見ました。

ゴリラのココ、ご存知ですか?
手話で人と話しができるゴリラとして知られていました。
数年前、テレビで見た時には、驚きました。
2000語くらいの言葉を使いこなしていたそうです。

ココを一躍有名にしたのが、プレゼントされた猫(ボール)をまるで人間が赤ちゃんを抱くように、優しく優しく抱いて、育てている様子の動画。
本当に嬉しそうに、可愛くてたまらないといった様子で可愛がっています。
ボールも安心しきった様子で抱っこされていて、心が癒されます。

そしてこれには悲しい続きがあります。

ボールが交通事故で死んでしまうのです。
そのことを飼育係の博士が伝えると、ココは少しの沈黙の後、手話でボールへの愛情や悲しみの言葉を繰り返し、大きな声で泣き続けます。

ココがあまりに純粋に悲しんでいる様子に、思わず泣けてしまいます。

驚くのは、ココが”死”の概念を理解していることです。
手話で
「ゴリラはいつ死ぬの?」と聞くと、
「年をとり、病気で」と回答し、
「その時、何を感じる?」と質問すると、
「眠る」と答えたのだそう。そして
「死んだらゴリラはどこへ行くの?」との質問には
「苦痛のない 穴に さようなら」と答えたのだそう。

自然から離れた人間は、”死”というものに、得体の知れない恐怖を抱いているけど、自然界の生き物など、死と隣り合わせの動物たちは、もしかしたら死後の本当の世界をきちんと理解していて、”安らげる場所”と認識しているのかもしれませんね。
その上で、いなくなってしまったことへの悲しみ、慈しみの感情はちゃんと持っている。

ココの動画をいろいろ見ていると、本当に表現豊で、愛情が溢れ出ていて、自分の感情に素直で、悲しみの表現の中にすら、僕の心の奥の、自分では触ることのできない部分を撫でられている気持ちになります。

僕ら人間が忘れてしまっていたり、複雑な環境、感情に振り回され、好きなのに好きと言えなかったり、その逆だったり、嬉しくないのにありがとうと言ったり、怒っているのに平静を装ったり、やりたくないことをやっていたり、損と得を天秤にかけたり、言葉を暴力として使ったり、罪のない動物を、危険だからと殺したり、弱いものに暴力をふるったり、僕ら人間は動物の頂点に立っているようなつもりで、地球の支配者ぶっているけど一体何をしてるんだ。と思えてきます。

ココは眠っている間に静かに息を引き取ったという。46才の生涯を。

サンフランシスコに生まれたココは、独立記念日の夜空に派手な花火に感じた恐怖が原因で、生後間もなく、栄養失調で痩せ細り、母親と引き離され、人間に育てられた。生後一歳くらいから手の動きでモノを差し示す言葉を覚え、「可愛い」、「好き」など感情の言葉を含め2000語を越える言葉を覚え、人間と会話をした。(wikipediaより)

子猫と触れ合ったのをきっかけに、ココは母性本能が目覚めこんな要求を。
「ココ、赤ちゃんほしい?」
「私、ほしい。」
ゴリラのぬいぐるみを与えると、まるで我が子のようにおっぱいを飲ませる仕草を見せたんだそう。
人間より人間らしい。
「ココ、次は人間に生まれておいで。」

いや、

それはどうなのかな?

もしかしたら、僕らが君に学び、近づいた方が、地球も、動物も、そして
人間自身も、幸せなのかも知れない。