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PRODUCT作品紹介 / チェア

rera-chair (long armレザー)

[レラシリーズ]
アイヌ語で”風”を意味する”レラ”
田園風景ど真ん中、東裏小学校に工房を移転して初めての新作。
広大な北海道の大地を、悠然と駈ける風のように、力強さと、すべてを包み込む優しさを感じられる、
そんな家具を作りたかったのです。

rera-chair (long arm/レザー)
レラチェアーのアームが前脚まであるロングアームバージョン。
全体として直線を基調とすることにより、毅然とした力強さと気品を感じさせます。そんな中、座面、アーム、
背板の曲線が印象的で、座ると3次元カーブを描く背板が、体をすっぽりと支えてくれて、第一印象で感じた
力強さは影を潜め、優しさに包まれる様な、安心感が心をホッとさせてくれます。そのギャップがとても心地良く、
いつまでも座っていたくなってしまいます。
もっとも特徴的な背板の3次元カーブには、とても苦労し、まさに血と汗と涙の結晶です。
是非、座り心地を確かめて下さい。
納めたお客様は、なるべく座らないのだそうです。やること全部終わらせて、お風呂に入って、一杯やる時に
やっと座るんだそうです。「立てなくなるから。」という最高級の賛辞をいただきました。

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FEE料金について

樹種   :ウォールナット

サイズ  :W560×D510×H680,SH390

仕上げ  :ウレタンオイル塗装

座面 本革:125,000円 (税別)

[レラシリーズ]はこうして生まれました♪

僕と同い年で血液型も同じせいか、何か惹かれ、良き友であり、職種は違えど、良きライバルでもある、
建築家の本間氏が設計した建築の、収納家具やカウンターなどを制作する事になっており、ある日、建て主の
ご夫婦を工房に連れて来てくれました。
 建築会社を経営しているというご主人は、職人の”技”にとても興味と理解があり、工房にある、僕の作品
一つ一つに関心を示してくれました。中でも、”仕口箸”と”仕口箱”に大変驚くとともに、気に入って下さり
翌日、すでに制作が決まっていた収納家具だけでなく、建物内の全ての家具と、そして‥
”仕口箸”、”箸置き”、”仕口箱”を注文して頂きました。
 ご主人の会社の建築のデザインを本間氏が行っているということで、とても深い信頼関係が感じられ、その
ご夫婦のご自宅の家具いっさいを制作することになった僕が、その信頼関係を壊すようなことは出来ない。と
やりがいと緊張感を持って制作しました。
 3ヶ月にわたる製作期間中、この緊張感がとても気持ちが良く、幸せな気持ちで制作させて頂きました。
そして、この素晴らしい建物は、まさに『旅する木』のショールームのようになりました。
 「須田さんの作った椅子に座り、この箸でご飯を食べるのが夢なんだ。」とおっしゃってくれたご夫婦に
感謝するとともに、この様な出会いを与えてくれた本間氏にも感謝致します。ありがとうございました。

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