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間違った悪女

先ほどテレビを見ていたら、『平成生まれの人に聞いた、昭和の好きな歌』のコーナーがありまして、その中で、ある若者が、中島みゆきの『悪女』を挙げていたんですね。

思わず、「懐かしい〜!」と叫んでしまいました。

中学の時ですね。多分再放送だと思うのですが、金八先生が好きで見ていました。
あれは何ていうシリーズなんだろう?僕の中では、一番有名なシリーズだと思うのですが。
名台詞、「腐ったミカンじゃないんです!」が出るやつ。

放送室に自分を追い出した前の中学校の校長を連れ込んで立てこもり、放送しながら自分の思いを訴えた加藤たちは、前校長の謝罪を勝ち取り、拍手喝采の中、放送室を出てくる。
非暴力での行動にも関わらず、警察が突入し、問答無用で彼らを逮捕する。
逃げ惑うそのスローモーションのシーンに流れていたのが、中島みゆきの『世情』

ごくごく普通の平和な中学生の僕には、あまりに衝撃的なそのシーンと、中島みゆきの『世情』がとても印象的で、たまらなくよくて、それからたまに中島みゆきを聞いていました。
『ファイト!』『時代』そして『悪女』などなど。

今日、テレビで『悪女』の歌詞の意味を深掘りしていて、それを見ていてビックリしました!
中学、高校生の僕が聴きながら、ぼんやりこんな意味だろうと思っていたことと、本当の意味があまりに違くて。

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『悪女』

マリコの部屋へ 電話をかけて
男と遊んでる芝居 続けてきたけれど
あの子もわりと 忙しいようで
そうそう付き合わせてもいられない

土曜でなけりゃ 映画も早い
ホテルのロビーも いつまで居られるわけもない
帰れるあての あなたの部屋も
受話器をはずしたままね 話し中

悪女になるなら 月夜はおよしよ
素直になりすぎる
隠しておいた言葉がほろり
こぼれてしまう 「行かないで」
悪女になるなら
裸足で夜明けの電車で泣いてから
涙 ぽろぽろ ぽろぽろ
流れて 涸れてから
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当時、僕が聴きながら思っていたのは…

主人公の女性は、世間からは不良と呼ばれるような少女で。
そんな感じの彼女なので、彼氏がいないことに劣等感を感じているんですね。
なので、友達のマリコには電話で、いつもいろんな男と遊んでいるフリをしている。
でも、綺麗な月を見ていたら、いつも仮面で隠している寂しがりやの素直な自分が出てきてしまって、
強がってウソを演じている自分が虚しくなって、涙が出てくる。

ってな具合。
この理解で、やっぱ中島みゆきは深いわ〜。
なんて思っていたんですね。

ところが

今日、解説を聞くと!

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付き合っている男の人にどうやら別の女の人が出来たみたいで。
主人公の女性はその彼氏に「私には他に男がいるのよ。」と匂わせる。
その電話相手の男役をやってもらっているのが親友のマリコ。
でも、本当は他に男なんていないし、彼のことを愛してやまない。

いつも当たり前のように帰っていた彼の部屋に電話をかけても話中。
このまま行っていいのだろうか?どうしよう。
ホテルのロビーにずっといられないし。

こんな綺麗な月夜は自分の気持ちに素直になってしまう。
悪女になって、彼が私の元を去りやすくしてあげようと決めたのに。
隠しておいた本当の気持ちが出てきてしまう。
悪女としてあなたと会うためには、電車にでも乗って、涙を枯らしてからにしよう。
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と、こんな感じの内容でした。

ヤバくないですか?

あ〜、なんか、こんな歌詞(文章)を見せつけられた後に、
”ヤバくないですか?”
なんて情緒ない言葉を使う自分が恥ずかしい。

う〜ん、女性と付き合ったことすらなかった中・高校生の僕には、こんな女心を理解できるはずもないんですけどね。
自分の理解の浅はかさと、この歌詞の奥深さに、なんか、ハンマーで頭を殴られたくらいの衝撃を受けまして…。

これは記憶に留めておかねば。と思って、今日は書くつもりなかったブログを日記代わりに書いている次第であります。
自分、多少文章について、その本質を見抜く目があるつもりでいましたが、とんでもなく、まだまだであります。

なんで
「◯◯であります。」
というかというと、

軍服を来た二等兵になって、大佐の前で敬礼しながら、自分の未熟さを嘆いているイメージであります(笑)。

いや〜、ちょっと落ち込むというか、もう12時過ぎてるんだけど、このままじゃ、眠れないっていうか。
なにこれ?
え〜?女の人って、こんなこと思うの?
まあ、人それぞれだと思うのですが、こんな風に思う人っているの?
切なすぎるじゃないですか〜。

 

でもこの女性にも

そんな時代もあったねと
いつか話せる日が来るわ

そして

あんな時代もあったねと
きっと笑って話せるわ

とっくに人生折り返しをすぎても、女心が解らない僕ですが、

くよくよしないで
今日の風に吹かれましょう

 

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