上の写真をクリックすると、綺麗な鳥のさえずりが聞こえます。

この鳥の鳴き声を聞いて、どう感じますか〜？

 

毎朝5時台に、ノンノ（北海道犬13歳♀）とまる（黒柴3歳♂）の散歩をします。
今朝は久しぶりの青空で、田植えを終えたばかりの田んぼに映る空が青くて広い。

一瞬の風景を切り取った写真には映らないけど、実際にこの風景の中にいる僕は、いろんな鳥たちの鳴き声と、早朝のまだちょっと肌寒い穏やかな風と、麦の草の香りにすっぽりと包まれています。

この鳴き声の主は？
ひばりなんだそう。

ここ、当別に住んで14年。
春から夏にかけて、毎年、毎朝この声を聞きながら、名前を知ったのはついこの間。

気分が良くて、元気な朝は、
「お〜、今朝もピーチクパーチク元気だね〜！最高！」

気分が乗らず、元気がない朝は
「いや〜今朝はそんな気分じゃないんだよ。」

しんみりと心に浸りたい朝は
「ちょっとうるさいよ〜。もうちょっと空気読んでくれよ。」

なんて思いながら、よく空を見上げるんだけど、おおよそ　その姿を見ることはない。
元気な声だけが空を駆け巡っている。

雰囲気で言えば、こんな感じです（笑）。

 

ちょっと気になって、調べてみると、

”ヒバリ”

野原に春を告げる鳥
空高く飛んでなわばり宣言！

なんて表題が出てきました。

小さい体で高い空で羽ばたきながら停空飛翔しているので、いつもその姿は見えないんだけど、甲高く透き通るよな鳴き声だけが聞こえる。

鳥って求愛の時に鳴くって聞いたことあったので…
この声、僕は
「好きよ、好きよ、好き好き、好きよ！好きよ、好きよ、好き好き、好きよ！」
なんて言っているのかな？朝から情熱的だな？なんて思いながら聞いてたんですね。

でも、実はひばりは縄張り意識が強くて、自分の縄張りに仲間を寄せ付けないために、必死に鳴いてるんですって。

そしたら昨日まで情熱的な愛の告白だと思っていた鳴き声が、
「来よる、来よる、来るな！来るな！来よる、来よる、来るな！来るな！」
と言っているように聞こえてくるから不思議（笑）。

 

ところが昔の人はひばりの鳴き声を、こんなふうに聞いていたんそうです。

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むかしむかし、ヒバリは金貸しをやっていました。
そして、まだ地上に暮らしていた太陽に金を貸していました。
やがて太陽は出世して天の神に呼ばれ、ヒバリに借りた金も利子もはらわずに天へのぼっていってしまいました。
そこでヒバリはカンカンに怒って、
「おてんとうさんに金貸した。利取る、利取る。利子くれ、利子くれ」
と騒いでいるのです。

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え〜！？
早朝、おてんとうさまが顔を出すのを待ち構えていて、その姿を見るや、借金の取り立てのために騒いでいたとは（笑）。
しかも利子まで取るとは？

そう言われて、改めて聞いてみると…
「好きよ、好きよ、好き好き、好きよ！」
よりも、
「来よる、来よる、来るな！来るな！」
よりも、
「利取る、利取る。利子くれ、利子くれ」
が一番しっくりくる（笑）。

ということは、こんな感じなんですかね〜？

 

いや〜、ちょっとこれ、夢がないというか、早朝の気持ちの良い散歩にならないっしょ。

 

 

透き通るような、ひばりの鳴き声が響き渡る今朝のような晴天の気持ちの良い青空は、

こうであって欲しい！

今朝も青空には、ひばりの鳴き声が響き渡っている。

ひばり、お天道様はたくさんの恵を与えてくれているんだから。
そろそろ許してあげよう♪