ChatGPTで聞いてみた『旅する木の今後』 | 札幌のオーダー家具・オーダーキッチンなら家具工房【旅する木】

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ChatGPTで聞いてみた『旅する木の今後』

「ChatGPTの登場によって、ホワイトカラーの9割の仕事はなくなると思った。」

最近SNSでも結構話題にのぼる”ChatGPT”
ホリエモンこと、堀江貴文氏が上記のように語っていますね。

 

時代の流れを大きく変えてしまう発明品というのか、プロダクトってあるじゃいですか。

パッと思いつくのは、ちょっと昔でいえばマイクロソフトのwindows95ですよね。
会社で使っていたコンピューターが、まさか自分の家でも持てるなんて!と飛びついたのを思い出します。
確か富士通のPC。

マイクロソフトに大きく差をつけられて、その後、起死回生を狙ったAppleのiMacの登場も衝撃でしたね。
そのカッコよさに、これも僕はすかさず飛びつきました(笑)。

↑↑↑

これが自分の机に乗っている姿を見るだけで、なんとも嬉しかったのを思い出します。

その他には、音楽プレーヤーipodも衝撃でした。
スティーブ・ジョブスの
「1000曲をポケットに」
というキャッチフレーズに、僕はまんまと乗ってしまいました(笑)…

音楽プレーヤーの概念が一瞬で崩れて、品質にこだわったコンポを作っていた日本の会社が軒並み消え去ってしまいましたね。

 

最近で言えば、なんと言ってもiphone、またはスマホですよね。
これはもう、説明はいらないと思います。
僕らの生活の何もかもと言っていいくらい、変わったと思います。
もう世界中の多くの人が、スマホなくして生活できないのではないかと思います。

サービスで言えば、Amazonは、ショッピングの概念を変えてしまいましたよね。

なにか調べる時は、Google、もしくはYahoo。
それがない時代、僕らは知らないことを知るためにどうしていたかを、すでに忘れてしまっている。

 

実は最初に説明した、ChatGPT。
これらを超えるほどの衝撃を世界にもたらすと言われているんです。

もしかしたらあの、世界一の企業Googleが、今から数年後には世界からなくなっているかも?というほどの緊急事態らしいです。

ChatGPT:AI技術によって、人間のように自然な会話ができるAIチャットサービス。

気になったので、使ってみました。

 

いざ、AIに何かを聞こうと思うと、特に聞きたいことがない(涙)…
そこで、
「家具工房旅する木の今後の方向性は?」
と尋ねたところ、このような回答が。

++++++++++++++++++++++++++

家具工房旅する木は、オーダーメイド家具の製作に特化した工房として、お客様のニーズに応える高品質な家具を提供しています。今後も同社は、以下のような方向性を掲げていくことが考えられます。

1.オーダーメイド家具の品質向上:家具工房旅する木は、自然素材を使ったオリジナルデザインの家具を製作することで、高品質な家具を提供しています。今後も同社は、素材の選定や加工技術の向上など、さらなる品質向上に取り組むことが考えられます。

2.インターネット販売の強化:家具工房旅する木は、ウェブサイトやSNSを通じて、オーダーメイド家具の販売を行っています。今後は、インターネット販売の強化に加えて、オンラインコミュニケーションの充実など、デジタルマーケティングに注力することが考えられます。

3.地域との連携:家具工房旅する木は、今後は、地元の木材メーカーや加工業者などとの連携を強化し、地域経済に貢献することが考えられます。

4.環境貢献:家具工房旅する木は、自然素材を使った家具の製作に取り組んでいます。今後は、より環境に配慮した製品の開発や、CO2排出削減に取り組むなど、社会的責任を果たすための取り組みを強化することが考えられます。

以上のような方向性を掲げて、家具工房旅する木は今後もオーダーメイド家具の製作に取り組み、お客様のニーズに応える高品質な家具を提供し続けることが期待されます。

+++++++++++++++++++++++++

ちょっと笑ってしまいました。
その凄さというか。

そもそも、『家具工房旅する木』を知ってんだ!
ということに感動しましたね〜。

AIくん、うちのこと、知っててくれてるんだ〜。っと。

そして思いましたね。

なるほど、うちはこれから、デジタルマーケティングに注力して、地元の木材を使い、地元の加工会社と連携し、地域経済に貢献し、環境に配慮した製品の開発や、CO2排出削減に取り組むなど、社会的責任を果たしていけばいいんだ。っと。

 

って、おいおい、まがいなりにも『旅する木』のトップは僕だよね?
つまり、旅する木の頭脳は僕だよね?
俺、そこまで考えてないんだけど…(恥)。

完全に、全くもって、僕の頭脳はAIに敵いません…(涙)。

 

AIの発達は凄くて、
「このことについて、こんな文章を2000文字程度で書いて。」
とお願いすると、ものの数分で書き上げるんだそう。

さらにはこんなような音楽、こんな感じの絵を依頼すると、そのような音楽や絵を作ってしまうんだそうです。

例えばある作家が直木賞をとったとします。
そしたら、その作家の特徴をAIが学習し、その作家風な作品を作り出してしまうんですね。

 

もうとっくに人間の左脳的部分はコンピューターに抜かれてます。
AIの出現で、ある天才クリエーターの右脳的能力で生み出されたものまでもが、AIに取り込まれて、それに似た作品を作り出されてしまう時代になってきているんですね。

とすると、僕ら人間は、一体これからなにをしたらいいんだろう?

 

 

先日お客さんに、
「須田さんは怒るんですか?」
と聞かれるました。

怒りますよ。
昨日も、修行中のゆうやに朝から怒ってしまいました。
新人なので、加工の失敗はそれほど怒らないのですが、何も考えずに材料を無駄に使ったり、雑に扱ったりした場合は怒りますね。

僕は、木に対する絶対的な思想がありまして。
それは
”木は立っていたかった”
というもの。

本来、木は森の中で仲間たちと一緒に立っていたかったと思うんです。
太陽の光を浴びて、深呼吸して、水を吸い上げて、葉を広げて、風に吹かれて…
「あ〜幸せ♪」
なんて感じていたんだと思います。

それなのにある日、そんな穏やかな日常は、ブオンブオ〜ン!というチェーンソーの轟音とともになぎ倒されて、切り刻まれて、干からびさせられてて、木としては散々な目にあった状態で僕のところに来るわけなんです。

トラックで運ばれて僕のところに来た木材たちは、半ば絶望的に
「はいはい、次はなんですか?ここはどこですか?ここでどうされるんですか?」
というような状態だと思うんです。

だから僕たちは、その木々たちに
「え?私、こんなふうに扱ってもらえるの?こんな素晴らしい家具になるの?ん〜、まあそれだったら仕方ないわね。」
なんて納得してもらえるようなものを作り、そのように木を扱わないといけないと思っているんですね。

だから僕がゆうやに怒る時、
「新人だからミスするのはしょうがないと俺は思ってる。
でも、木はたまったもんじゃない。なんてったって命がかかってるんだから。何十年も生きてきた命なんだぞ。
新人だからしょうがないで済まされたらたまったもんじゃない。材料に謝れ!」

と言って、木に向かって謝らせます。
時に、その失敗した材料を部屋に飾らせたりもします。

もちろん、僕もミスをします。いまだに。
そんな時、本当に心が痛んで、後悔して、その材料に
「ごめんね。君を精一杯生かせなくて。もうちょっと小さいものを作る時に、使ってあげるからね。ほんと、ごめんなさい。」と言って、端材置き場に置きに行きます。

僕には家具作りにおける持論があります。

家具作りの技術なんてものは、続けていれば誰でも2流までにはなれる。
2流というのは、その道で飯を食っていける職人。
一般の人からは、”すごい家具を作れる人”と思われる域だけど、その先の領域に入っていけるかどうかは、”その人の心”の部分による。というもの。

不思議なんですけどね。
同じ図面を見て、同じ家具を作って、並べてみる。
寸法を測ると、もちろんどれも同じなんです。
でも、5メートル離れたところからでも、この家具はあの人が作ったものだ。って判るものがあるんです。

その違いはなにかというと…

ん〜、なんとも表現できないもの。
あえて表現するとしたら、その違いこそが、”その人の心の中”なんだろうと思うのです。

 

人間の頭脳は、これからますますコンピューターやAIに追いつかれ、追い越されます。
これはもう仕方がないというか、むしろ人間のさらなる進化において、必要なことなんだろうと思います。

ただ、その過渡期に生きている僕たちは、その中で生きていかなければならないわけで。
そして、ホリエモンのいう通り、もしかしたら僕らの仕事の多くがAIにとって変わられる時代が、もうすぐそこに来ているのかも知れない。

 

その時、生き残るのか、淘汰されるのかの線引き。

そこにはとてもたくさんの要素が絡みあって、とてもこれ!とは言えないけれど、きっとそのたくさんある要素の中の一つに確実にあるのが、先ほどの”違い”なんだと思うのです。

 

だから僕はこれから先、長い木工人生を歩むであろう若者に、技術の前に、木に対する”心の姿勢”は染み込ませたいと思って、そこは厳しくしています。

 

それにしてもまあ、ChatGPTが示してくれた『家具工房旅する木の今後の方向性』のどの項目も頭になかった僕が会社経営をしている時点で、淘汰されると思いますが…(笑)

 

って、
「須田さん、そこは(笑)じゃないでしょ!」 by 逆襲のゆうや