ブックカバーチャレンジ〜5日目 | 札幌のオーダー家具・オーダーキッチンなら家具工房【旅する木】

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ブックカバーチャレンジ〜5日目

今日紹介する本は、
『ニングル』 倉本聰

子供の頃から『北の国から』を見て、北海道に憧れていましたね。学生時代、脚本家になりたい!なんて思ったのも、倉本聰氏に憧れていたので…。
この『ニングル』は富良野から原始ヶ原にかけて生息するという身長15㎝くらいの小人。300歳くらい生きるんですって。

あ〜、ファンタジーと思ってますね?

ファンタジーではないんです(笑)。
ファンタジーかな〜?

人間との接触を禁じられているニングルの子供が、先生と呼ばれている人間と接触し、人間の文明に心奪われていくお話し。

この先生こそ、倉本聰氏本人なんです。
なので、どこまでがファンタジーで、どこからが現実なのかの境界線がぼんやりしたまま、最後ニングルが先生に、深く、強く、優しい想いを伝えるのです。
これが可愛くて、健気で、切なくて…
枕をびっしょり濡らしながら読んでいました。

それ以来、富良野の森に入る時は、いつも、ニングルを探しながら、踏みつけないように歩いています(笑)。

倉本聰作 『ニングル』

是非読んで、美しい涙を流してみてください。