『TV-bord［K］』はこうして産まれました

札幌市にお住まいのKさんからお電話で、TVボードのご相談を受けました。
部屋の角に出っ張りがあって、既製品のTVボードは納まらないから、どうしたら良いでしょうか？という。
建築に関わる事なので、お伺いして、相談をしました。
いろいろ相談した結果、出っ張りはそのままで、現在壁面に置いている家具をそっくり入れ替えて、
TVボード兼収納を製作することになりました。

既存の家具よりサイズは大きいにも関わらず、脚を浮かせるデザインにより、
「前より小さくなった？」と思わず言ってしまうほど、圧迫感がなく、空間が広くなったように感じます。

可愛い子供たちが大喜びで、引出しを開けたり閉めたり、天板に登ったり…。早速おもちゃを仕舞ったり。
Kさんご夫婦は気が利じゃない。
でも、無垢の家具はキズすらも愛着や、味わいに変えていきます。

納品の度に感じるのですが、そこに納めた瞬間、空間がパッと変わりつつも、すでにそこに馴染んでいるような、
この家の為に生まれてきたような、そんな感じがするのです。
このTVボードも、Kさんご家族の明るい家庭の雰囲気によく似合い、溶け込んでいるようでした。

オーダーで家具を製作することが初めてだったというKさんですが、”一生使える”という価値感を理解して下さり、
納品時、とても喜んで下さりました。
この度は本当にありがとうございました。